春先、異常とも言える暖かさで、桜の花も予想を外れ、早めに散った北海道。
　　　　　　　　にわかにここに来て、冬に逆戻り、今日はそれでも昨日よりはまし、日中は１５〜６度くらいまで回復する
　　　　　　　　との予報でした。そんな予報を当てにして、軽装でお出かけとなった小生は、震えながらのツーリングでした。

桜の花も早めに散り、にわかに暖かくなったとはいえまだバイクにはちょっと厳しい季節。それでも今日は少しまし、思い切って稲田線を通って増毛・留萌にでも行ってこようかと、押っ取り刀で相棒とお出かけしました。午前中の１０時近くに、北竜から増毛〜稲田線に乗っかり一路増毛へ・・・稲田線には少し雪が残り空気はピーンと張り詰め、初夏とは言い難いものでした。約５０kmゆっくり走っても１時間で着く距離です。お昼前に増毛に到着。増毛駅にバイクを置き歩いて街を散策

増毛駅、ここの駐車場に相棒を置いて散策です。 留萌からの汽車はここで終点です駅前にあった案内板

目に付いた旧商家丸一本間家、ここは見学（有料）できる施設で、当時の様相をそのまま残している。

古い建物が並ぶ旧商家丸一本間家当時はここに津軽藩の陣屋がありました。

小さな街ですが中心街に観るべき場所が沢山あります。ブラリと歩いていると、かまぼこの看板が見えました（鈴木かまぼこ）ここで揚げたての「たこかまぼこ」を頂きました。値段はちょっと高めですが熱々のかまぼこは美味しかった。また、北海道老舗の作り酒屋「国稀」があります。見学自由で試飲コーナもあり、利き酒は嬉しい。しかし、いつも車で来るので、試飲はお預け。さらにこの地は、かの有名な「高倉建と倍賞千恵子」さんの映画「駅」の舞台となったところ、街のあちらこちらに当時のポスターなどが貼ってあり、当時が偲ばれる。

鈴木のかまぼこ・・うまい北の作り酒屋「国稀」高倉健、「駅」撮影現場

この日、試飲はできませんでしたが、じっくりと工場内を廻ってきました。帰りに小瓶の国稀を購入し、家に帰ってからゆっくりと味わうこととしました。

大きなむし釜
お酒造りの工程蔵の中でじっくりとお酒が出来上がります。ここで作っている各製品

増毛町を後にし、留萌を廻って黄金岬へ向かいました。あまり遅くなるとちょっと寒くなるので、日が落ちる前に帰ろうと急ぎ足で廻ってきました。途中岬の手前の反対車線でなにやらサイン会の様相・・・危ない危ない、法定速度で黄金岬に到着。陽が強くいい天気ですが、浜風がまだ冷たい。最後に港の「波頭の女」（灯台）をカメラに納めてから帰路につきました。この「波頭の女」は今も灯台の役目を果たしているとか。今度火が入った時の灯台を見に来たい。

黄金岬 黄金岬黄金岬、太陽が眩しい波頭の女（灯台）

　　　　　　　　こうして、平成２６年６月２３日、まだ肌寒い時期の増毛〜留萌、約１５０kmの旅は終わりました。
　　　　　　　　今年の夏はどこに行こうか？ツーリング・マイ・ロードは、まだまだ続きます。

平成２６年６月２３日　晴れ　約１５０km