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ツーリング・マイ・ロード


2015道東一人旅




        平成27年7月9日(木) 天候晴れ、津別峠の「雲海」が見たいと・・・これを第1に考え久しぶりの

        お出かけとなった。今しかない、「思った時が吉」、道東ツーリングを決行。

        幼稚園児が遠足を目の前にし、眠れないのと同じく、早くに床についたのだが、なかなか寝付かれず悶々と

        していた。深夜2時頃からゴソゴソと起き出し、4時出発を早めて3時に自宅を出発、まだ暗いうちから北

        に向かった。

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道東一人旅

今回の目的は「雲海」を見ること


早朝の午前3時、他の家はまだ明かりすら付いていない眠りの世界、息をこらえて静かに荷物を相棒に積み込み、出発準備。

出発前の記念写真。エンジンスタートは隣家の眠気を覚まさないように、50mほど移動してからスタート。冷えた空気にエンジン音が響き、アイドリングもそこそこに、一路目的地屈斜路湖を目指す。

気温は幾分低いものの、我慢できる程度。つなぎの上に夏用のライダースーツを重ねて着用寒さを防ぐ。幸いにして風も弱く雨の心配は無い。

2泊3日の「道東ツーリング」のスタートです。




層雲峡

1時間少々で、旭川市内を通過し、いよいよ石北峠目前。上川で小休止した頃には日が昇り明るくなった。どこかで朝ご飯でも・・・と思いながらも石北峠入口の層雲峡に立ち寄り、久しぶりに「銀河の滝」や「流星の滝」を眺めた。こんな時間、観光客など少なく、1台の乗用車に乗ったお年寄り夫妻が訪れていただけであった。今回は一眼カメラの他にipad、バカチョン(コンデジ)に三脚を持ってきた。小さな三脚にコンデジを乗っけて自画取り。

th_DSC07432.jpg上川で小休止th_IMG_0214.jpg層雲峡の流星の滝th_IMG_0217.jpg層雲峡

美幌峠

石北峠、留辺蘂、北見を経由し美幌峠に到着。久しぶりで美幌峠から見る屈斜路湖に感激。ここでちょっと長めの休憩をとり、写真に収める。道東はこの二日間天候は晴れマーク、美幌峠から見る限り雨の心配はなさそうだ。明日は「雲海」は出るのだろうかと心配するほどの好天気、ライダーさんも結構訪れている。

th_IMG_0219.jpg留辺蘂道の駅th_VB3A2454.jpg美幌峠th_VB3A2457.jpgライダーが峠を下っていきます

美幌峠

いよいよ道東の入口、美幌峠

北海道網走郡美幌町と川上郡弟子屈町の境にある国道243号の峠。オホーツク総合振興局と釧路総合振興局の境界にもなっている。

1920年(大正9年)開通。阿寒国立公園内にあり、眼下には日本国内最大の火山湖(カルデラ湖)である屈斜路湖が広がっているほか、阿寒の山々が一望できる。
弟子屈側はカーブが多く気象条件によって走行環境が著しく悪化するため、峠の頂上部から11.2kmは特殊通行規制区間(交通規制)となっている。

屈斜路湖から吹き上げる風を遮るものがないことから、パラグライダーやハンググライダーなどのスカイスポーツが行われる。
まだ午前中なので、ゆっくり見物します。


おみやげ屋さんで、揚げ芋を購入・・・デカイ。お昼ご飯にはちょっと早いが、走りづくめであったのでお腹が空きました。駐車場で揚げ芋を食べていると、続々とライダーが上がってくる。峠には、美空ひばり「美幌峠」(作詞:志賀貢 作曲:岡千秋)の碑が建っていて、ボタンを押すと曲が流れます。また、NHK連続テレビ小説にも起用された菊田一夫脚本による作品。『君の名は』の舞台となったところである。

標高525mの頂上からは、眼下に世界第2位の大きさのカルデラ湖・屈斜路湖や、今なお噴煙を吐く硫黄山が、晴れた日には遠くに知床連峰や大雪の峰々がつらなる壮大なパノラマが広がります。名作ドラマ「君の名は」のロケ地としても有名ですね。展望台には美空ひばりさんが唄った「美幌峠」の歌碑も建てられています。

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th_IMG_0227.jpgth_VB3A2458.jpgth_VB3A2459.jpg

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硫黄山

地球の心音が吹き上げる硫黄山 弟子屈町で摩周湖の次ぐ観光名所といえば、硫黄の独特な匂いと高山植物が低地に生えている変わった景色を楽しめる硫黄山でしょう。 川湯温泉から約3キロに位置する硫黄山は、アイヌ語でアトサ(裸)ヌプリ(山)と呼ばれ、現在でも硫黄の噴煙がゴウゴウと音を立ててあちこちから立ち上っており、その姿はまさに地球の鼓動を感じるという表現がふさわしい印象を受けます。 また、硫黄山は現在、落石の危険性があることから登山者の安全を考慮して立ち入り禁止となっていますが、山の中腹には「熊落とし」と呼ばれている深さ約50メートルにもなる火口跡があり、アイヌ人がこの崖に熊を追い落としたことからこの名前がついたと言われています。

美幌峠を下り、今夜の宿となる「屈斜路原野YH」を通り過ぎ、近くの名所を廻ります。先ずは屈斜路湖をスルーし「硫黄山」に・・・この時期は、どこにいってもライダーさんと一緒になることが多い。以前来た時はここの駐車場は無料でしたが、今は有料になっていて、摩周湖と提携され400円でどちらも駐車できるようです。硫黄山では、これでしょう「温泉卵」。でも、ここの卵は完熟卵、6個で400円。以外と安かった。その後、屈斜路湖の反対側にある「藻琴山展望台パーキング」で北見のライダーさんと神奈川県から来たライダーさんと情報交換。神の子池の状況や雲海情報などを交換。神奈川のライダーさんとは、翌日津別峠で雲海を見ている時、再び会うことができました。

th_DSC07434.jpg硫黄山駐車場
th_IMG_0229.jpgライダーさんが出没th_VB3A2488.jpgここに来てはこれでしょうth_VB3A2522.jpg藻琴山展望台パーキング


摩周湖・神の子池

これから「摩周湖」と「神の子池」を廻ります。

情報交換後、摩周湖に向かいました。第3展望台でバイクを止め一部工事中を避けながら、快晴に恵まれた展望台から湖面や裏摩周方向、さらには先ほどまでいた硫黄山などを垣間見ることができた。

神の子池

名前は知られているが、入り口からダートが続き、オンロードバイクにはちと難関の場所。情報によると砂利は比較的落ち着いておりオンロードでも大丈夫との情報があり、迷わず車を突っ込んだ。前回来た時、砂利が深くすれ違う時には冷汗ものでした。今回は締まったダートで助かりました。

北海道東部、阿寒国立公園内に位置する。日本の湖沼では20番目の面積規模を有する。約7000年前の巨大噴火によって生成された窪地に水がたまったカルデラ湖であり、アイヌ語では「キンタン・カムイ・トー(山の神の湖)」という。摩周という名の由来は「カムイシュ」(神老婆)や「マシ・ウン・トー」(カモメの湖)など諸説あるが不明(なお摩周湖にカモメは生息していない)。湖の中央に断崖の小島カムイシュ島がある。周囲は海抜600m前後の切り立ったカルデラ壁となっており、南東端に「カムイヌプリ(神の山)」(摩周岳・標高857m)がそびえている。湖内は阿寒国立公園の特別保護地区に指定されており、開発行為や車・馬・船の乗り入れは厳しく規制されている。

「神の子池は、北海道東部の釧路管内弟子屈町にある摩周湖の北東に位置する。水深5m、平均水温8度である。
摩周湖の水量が年間通して変わらないのは、この神の子池と摩周湖が地下でつながり、一日12,000tもの水が湧き出ているからと言われていたが、水質調査の結果神の子池の水源は摩周湖本体ではなく、外輪山への降水が伏流水となって水源になっている[1]。そのため、流れ出る小川は視認できるが、流入する川は地表には存在しない。
水の透明度は高く、池に沈んだ倒木が水の底に横たわる姿がはっきりと見える。天候にもよるが、水面がエメラルドブルーに見え、神秘的な雰囲気を漂わせる。このような色を出すのは水酸化銅が影響していると思われる。









th_VB3A2490.jpg摩周湖第3展望台からの眺望
th_VB3A2489.jpgth_VB3A2497.jpgth_VB3A2505.jpg
th_VB3A2530.jpgth_VB3A2523.jpgth_VB3A2524.jpg

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th_IMG_0247.jpg今日の宿

屈斜路原野YH

早めに宿に入り、喉を潤します。

ここは過去に3度ほど、泊まったことがあり当時のままでした。今回は、ここでツアーとして扱っている津別峠の「雲海ツアー」に参加します。

明日の4時、ここを出発し30分はどで着く津別峠で、雲海と朝日を眺めます。

ここの食堂(談話室)で、軽く一杯。冷えたビールが殊の外美味い。至福のひと時でした。




津別峠の雲海

7月10日早朝、YGHのオーナーの車で朝もやが立ち込める中を津別峠に向かう。この分では雲海は確実に見れるだろうと、ツアー客は、高まる気持ちを抑え現地の向かった。今回のツーリングの大きな目的「雲海ツアー」。昨日、神奈川から来ていたライダーさんが、バイクで来ていた。おもわずの再開に、この雲海が取り持つ縁に感謝するとともに素晴らしい日の出を味わった。トマムの「雲海は」3度出かけてようやく見ることができましたが、今回はラッキー一発で念願が叶いました。神様に感謝。

陽が昇ってきます。写真や会場についての簡単な説明を入力します。
th_VB3A2550.jpg日の出です。th_VB3A2554.jpgため息で出る程の雲海でしたth_VB3A2583.jpg日本一早い日の出


野付半島・納沙布岬・厚岸

今夜の宿を探して



雲海を十分に楽しんで、YGHを後にしました。今夜はどこに泊まろうか?予定はしてなく、夕方までに決めればいいか。と安易に考えて「野付半島」から根室に向かいました。納沙布付近でライダーハウスにでも探そうと・・・天気は今日もいい、カッパのお世話になることはない程のいい天気である。スパーブラックバードは快調に走る。・・・くれぐれもサイン会には注意を怠らない。

写真は、野付半島の入り口で、遠くに知床半島を望む場所で・・・

th_VB3A2625.jpg野付半島

野付半島

「ならわだ」と言われる風雨にさらされ、葉っぱがない樹木が厳しい環境を物語る。天気が良かったのですが海上はかすかに霞がかかったようにボンヤリとしていましたが、観光客の人が「蜃気楼が出ているよ」と教えてくれた。早速300mmの望遠レンズに切り替え、国後島を写してみたが小さく、トリミングするとさらにボケてしまう。それでもかすかに白く見える蜃気楼が写っていた。中年のご夫婦とみられるハーレーさんが隣に駐車。言葉をかけるまでもなく颯爽と去って行きましたが、かっこいいご夫婦さんでした。
この後、根室半島の最東端、納沙布岬に行きました。北のノシャップ岬(稚内)と東の納沙布岬(根室)、まぎわらしい。

th_VB3A2621.jpgなわらだ
th_VB3A2639.jpg野付半島案内板国後島に向かって蜃気楼国後島に向かって蜃気楼かっこいいいご夫婦のハーレーカッコイイご夫婦のハーレー

納沙布岬

地名の由来は、アイヌ語の「ノッ・サム」(岬の傍ら)から。本来は岬の傍らにあった集落の名前である。根室市に所属し、珸瑤瑁(ごようまい)水道を挟んだ海の向こうには現在ロシア連邦の占領・実効支配が続いている歯舞群島を望む。歯舞群島貝殻島まではわずか3.7kmしか離れておらず、ロシアの巡視艇が海上に頻繁に姿を現す。
望郷の岬公園、四島のかけはし、納沙布岬灯台、北方館、望郷の家、望郷の塔などが置かれ、夏季は多くの観光客が訪れる。
野付半島から、ひたすら走り続け根室の納沙布岬にやってきました。ここで宿泊し明日の朝、日本で一番早く日の出を迎える岬で写真を・・・と思ったのですが、海側から海霧が発生、にわかに雲行きが怪しくなった。腹ごしらえをして速やかに撤収、帰りに近いルートをと思い釧路方面に移動。牡蠣で有名な厚岸に向かう。

th_VB3A2664.jpg望郷の碑th_VB3A2658.jpgカンズメのカニを入れただけのカニラーメンth_VB3A2656.jpgにわかに海霧発生


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厚岸に到着

宿も予約しました。

町南部は太平洋に面していて厚岸湾が入り込み、海沿いに漁村が点在する。北部は丘陵地帯が広がり、酪農がおこなわれる。町面積の57%は森林。

夏季は濃霧に覆われる事が多く、気温は上がらない。冬季の積雪は少ないが、平均気温は-5度と低い。
大黒島はかつては人が住んでいたが、戦時中に軍の監視基地が置かれたため、住民は退去。かつては、夏場の漁期に季節居住する漁民もいたが、現在は無人島で、島は特別天然記念物に指定され、コシジロウミツバメやゼニガタアザラシの繁殖地となっている。コシジロウミツバメの繁殖地としては最南端となっている。天然記念物地域は、許可なしの立ち入りは禁止されている。




愛冠YHに泊まります

愛冠YHに到着。荷物を収め、早速街で腹ごしらえ。近くの食堂で牡蠣をつまみにビールで一人乾杯。最後の夜を過ごしました。明日の天気を祈りつつどのルートで帰ろうか? 今夜の宿でじっくり練り直しです。

th_IMG_0280.jpg愛冠YH
th_IMG_0276.jpg厚岸全景th_IMG_0277.jpg早速牡蠣を頂くth_IMG_0278.jpg手羽先でビールが進む

夜はYHで一杯飲みながら

明日のルートを思案



天候に恵まれて、残す道東の旅もあと明日1日。明日は釧路〜阿寒を通り、オンネトーを見てR38号で士幌〜富良野経由で帰ります。
明日も天気予報は晴れマーク。

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IMG_0284.jpg和商市場の勝手丼

釧路の和商市場

7月11日、天気晴れ、朝7時過ぎにYHを出発。朝飯を釧路の和商市

場に決め、通勤時間を避けるよう幾分早めに和商市場を目指す。

1時間ほどで和商市場に到着。早速勝手丼を頂く。朝早くでしたが結

構な観光客を訪れていて、賑わいを見せていました。

勝手丼、あれも・これも・・・と入れすぎると、結構なお値段になる。

私はイクラがダメなので、その分ちょっと割安です。


釧路・阿寒へ

釧路市にある湖である。全域が阿寒国立公園に含まれ、道東を代表する観光地となっている。北海道で5番目に大きい淡水湖。
特別天然記念物のマリモや、ベニザケの湖沼残留型(陸封型)であるヒメマスが生息する。冬は全面結氷し、ワカサギ釣り、スケート、スノーモービルなどのウィンタースポーツが盛んで、阿寒湖氷上フェスティバル・冬華火などのイベントも開催される。周囲はエゾマツ・トドマツなどの亜高山帯針葉樹林、および広葉樹を交えた針広混交林の深い森に覆われている。
2005年11月、ラムサール条約登録湿地となった。

写真は、和商市場。下の3枚は、阿寒湖のアイヌ村と阿寒湖畔の土産物屋さん
IMG_0285.jpg和商市場の朝食風景

VB3A2717.jpg阿寒湖畔お土産屋VB3A2714.jpgコタン村VB3A2720.jpg美味しいアイス屋さんを見つけました。



オンネトー
スライドでごらんください





         こうして、2泊3日の旅は天候に恵まれ、無事終了しました。
         ツーリング・マイ・ロードは、まだまだ続きます。

              走行距離約1200km  消費燃料約63リッター  天候全て晴れ