2015道東一人旅
平成27年7月9日(木) 天候晴れ、津別峠の「雲海」が見たいと・・・これを第1に考え久しぶりの
お出かけとなった。今しかない、「思った時が吉」、道東ツーリングを決行。
幼稚園児が遠足を目の前にし、眠れないのと同じく、早くに床についたのだが、なかなか寝付かれず悶々と
していた。深夜2時頃からゴソゴソと起き出し、4時出発を早めて3時に自宅を出発、まだ暗いうちから北
に向かった。
美幌峠
いよいよ道東の入口、美幌峠
北海道網走郡美幌町と川上郡弟子屈町の境にある国道243号の峠。オホーツク総合振興局と釧路総合振興局の境界にもなっている。
1920年(大正9年)開通。阿寒国立公園内にあり、眼下には日本国内最大の火山湖(カルデラ湖)である屈斜路湖が広がっているほか、阿寒の山々が一望できる。
弟子屈側はカーブが多く気象条件によって走行環境が著しく悪化するため、峠の頂上部から11.2kmは特殊通行規制区間(交通規制)となっている。
屈斜路湖から吹き上げる風を遮るものがないことから、パラグライダーやハンググライダーなどのスカイスポーツが行われる。
まだ午前中なので、ゆっくり見物します。
おみやげ屋さんで、揚げ芋を購入・・・デカイ。お昼ご飯にはちょっと早いが、走りづくめであったのでお腹が空きました。駐車場で揚げ芋を食べていると、続々とライダーが上がってくる。峠には、美空ひばり「美幌峠」(作詞:志賀貢 作曲:岡千秋)の碑が建っていて、ボタンを押すと曲が流れます。また、NHK連続テレビ小説にも起用された菊田一夫脚本による作品。『君の名は』の舞台となったところである。
標高525mの頂上からは、眼下に世界第2位の大きさのカルデラ湖・屈斜路湖や、今なお噴煙を吐く硫黄山が、晴れた日には遠くに知床連峰や大雪の峰々がつらなる壮大なパノラマが広がります。名作ドラマ「君の名は」のロケ地としても有名ですね。展望台には美空ひばりさんが唄った「美幌峠」の歌碑も建てられています。
硫黄山
地球の心音が吹き上げる硫黄山 弟子屈町で摩周湖の次ぐ観光名所といえば、硫黄の独特な匂いと高山植物が低地に生えている変わった景色を楽しめる硫黄山でしょう。 川湯温泉から約3キロに位置する硫黄山は、アイヌ語でアトサ(裸)ヌプリ(山)と呼ばれ、現在でも硫黄の噴煙がゴウゴウと音を立ててあちこちから立ち上っており、その姿はまさに地球の鼓動を感じるという表現がふさわしい印象を受けます。 また、硫黄山は現在、落石の危険性があることから登山者の安全を考慮して立ち入り禁止となっていますが、山の中腹には「熊落とし」と呼ばれている深さ約50メートルにもなる火口跡があり、アイヌ人がこの崖に熊を追い落としたことからこの名前がついたと言われています。
美幌峠を下り、今夜の宿となる「屈斜路原野YH」を通り過ぎ、近くの名所を廻ります。先ずは屈斜路湖をスルーし「硫黄山」に・・・この時期は、どこにいってもライダーさんと一緒になることが多い。以前来た時はここの駐車場は無料でしたが、今は有料になっていて、摩周湖と提携され400円でどちらも駐車できるようです。硫黄山では、これでしょう「温泉卵」。でも、ここの卵は完熟卵、6個で400円。以外と安かった。その後、屈斜路湖の反対側にある「藻琴山展望台パーキング」で北見のライダーさんと神奈川県から来たライダーさんと情報交換。神の子池の状況や雲海情報などを交換。神奈川のライダーさんとは、翌日津別峠で雲海を見ている時、再び会うことができました。
摩周湖・神の子池
これから「摩周湖」と「神の子池」を廻ります。
情報交換後、摩周湖に向かいました。第3展望台でバイクを止め一部工事中を避けながら、快晴に恵まれた展望台から湖面や裏摩周方向、さらには先ほどまでいた硫黄山などを垣間見ることができた。
神の子池
名前は知られているが、入り口からダートが続き、オンロードバイクにはちと難関の場所。情報によると砂利は比較的落ち着いておりオンロードでも大丈夫との情報があり、迷わず車を突っ込んだ。前回来た時、砂利が深くすれ違う時には冷汗ものでした。今回は締まったダートで助かりました。
北海道東部、阿寒国立公園内に位置する。日本の湖沼では20番目の面積規模を有する。約7000年前の巨大噴火によって生成された窪地に水がたまったカルデラ湖であり、アイヌ語では「キンタン・カムイ・トー(山の神の湖)」という。摩周という名の由来は「カムイシュ」(神老婆)や「マシ・ウン・トー」(カモメの湖)など諸説あるが不明(なお摩周湖にカモメは生息していない)。湖の中央に断崖の小島カムイシュ島がある。周囲は海抜600m前後の切り立ったカルデラ壁となっており、南東端に「カムイヌプリ(神の山)」(摩周岳・標高857m)がそびえている。湖内は阿寒国立公園の特別保護地区に指定されており、開発行為や車・馬・船の乗り入れは厳しく規制されている。
「神の子池は、北海道東部の釧路管内弟子屈町にある摩周湖の北東に位置する。水深5m、平均水温8度である。
摩周湖の水量が年間通して変わらないのは、この神の子池と摩周湖が地下でつながり、一日12,000tもの水が湧き出ているからと言われていたが、水質調査の結果神の子池の水源は摩周湖本体ではなく、外輪山への降水が伏流水となって水源になっている[1]。そのため、流れ出る小川は視認できるが、流入する川は地表には存在しない。
水の透明度は高く、池に沈んだ倒木が水の底に横たわる姿がはっきりと見える。天候にもよるが、水面がエメラルドブルーに見え、神秘的な雰囲気を漂わせる。このような色を出すのは水酸化銅が影響していると思われる。
野付半島
「ならわだ」と言われる風雨にさらされ、葉っぱがない樹木が厳しい環境を物語る。天気が良かったのですが海上はかすかに霞がかかったようにボンヤリとしていましたが、観光客の人が「蜃気楼が出ているよ」と教えてくれた。早速300mmの望遠レンズに切り替え、国後島を写してみたが小さく、トリミングするとさらにボケてしまう。それでもかすかに白く見える蜃気楼が写っていた。中年のご夫婦とみられるハーレーさんが隣に駐車。言葉をかけるまでもなく颯爽と去って行きましたが、かっこいいご夫婦さんでした。
この後、根室半島の最東端、納沙布岬に行きました。北のノシャップ岬(稚内)と東の納沙布岬(根室)、まぎわらしい。
納沙布岬
地名の由来は、アイヌ語の「ノッ・サム」(岬の傍ら)から。本来は岬の傍らにあった集落の名前である。根室市に所属し、珸瑤瑁(ごようまい)水道を挟んだ海の向こうには現在ロシア連邦の占領・実効支配が続いている歯舞群島を望む。歯舞群島貝殻島まではわずか3.7kmしか離れておらず、ロシアの巡視艇が海上に頻繁に姿を現す。
望郷の岬公園、四島のかけはし、納沙布岬灯台、北方館、望郷の家、望郷の塔などが置かれ、夏季は多くの観光客が訪れる。
野付半島から、ひたすら走り続け根室の納沙布岬にやってきました。ここで宿泊し明日の朝、日本で一番早く日の出を迎える岬で写真を・・・と思ったのですが、海側から海霧が発生、にわかに雲行きが怪しくなった。腹ごしらえをして速やかに撤収、帰りに近いルートをと思い釧路方面に移動。牡蠣で有名な厚岸に向かう。
厚岸に到着
宿も予約しました。
町南部は太平洋に面していて厚岸湾が入り込み、海沿いに漁村が点在する。北部は丘陵地帯が広がり、酪農がおこなわれる。町面積の57%は森林。
夏季は濃霧に覆われる事が多く、気温は上がらない。冬季の積雪は少ないが、平均気温は-5度と低い。
大黒島はかつては人が住んでいたが、戦時中に軍の監視基地が置かれたため、住民は退去。かつては、夏場の漁期に季節居住する漁民もいたが、現在は無人島で、島は特別天然記念物に指定され、コシジロウミツバメやゼニガタアザラシの繁殖地となっている。コシジロウミツバメの繁殖地としては最南端となっている。天然記念物地域は、許可なしの立ち入りは禁止されている。
釧路・阿寒へ
釧路市にある湖である。全域が阿寒国立公園に含まれ、道東を代表する観光地となっている。北海道で5番目に大きい淡水湖。
特別天然記念物のマリモや、ベニザケの湖沼残留型(陸封型)であるヒメマスが生息する。冬は全面結氷し、ワカサギ釣り、スケート、スノーモービルなどのウィンタースポーツが盛んで、阿寒湖氷上フェスティバル・冬華火などのイベントも開催される。周囲はエゾマツ・トドマツなどの亜高山帯針葉樹林、および広葉樹を交えた針広混交林の深い森に覆われている。
2005年11月、ラムサール条約登録湿地となった。
写真は、和商市場。下の3枚は、阿寒湖のアイヌ村と阿寒湖畔の土産物屋さん
和商市場の朝食風景
オンネトー
スライドでごらんください
こうして、2泊3日の旅は天候に恵まれ、無事終了しました。
ツーリング・マイ・ロードは、まだまだ続きます。
走行距離約1200km 消費燃料約63リッター 天候全て晴れ