2006 道東一人旅
平成18年9月3日(日)〜4日(月)
変則的な定休日を利用し、道東の旅へ。 この日は天候もまあまあの状態で、いつもだと旭川経由で行くところを今回は反対廻りで足寄経由で行くことを 決め、早朝から気が入った。 朝6時過ぎ、とりあえずのキャンプ道具をパッキングし朝靄のかかるR38号線を一路足寄方面に向け出発。 この日は約400kmのちょっと厳しい行程、走り慣れた道を○○○km/hで距離を稼ぐ。 富良野をすぎ狩勝峠もやり過ごし新得から鹿追の町を通ったとき、「大阪屋」の看板が・・・・・ |
鹿追町を左折すると右側に「大阪屋」の店が・・・・あの有名な大阪屋かな? |
一応、スナップを撮ってから上士幌へ、ここで、航空公園を左手に眺め更に進むと「ナイタイ高原牧場」の立て看板が目に入った。あわてて、看板方向へ方向変換し高原牧場に向かう。牧場方面の空を見るとにわかに厚い雲が立ちこめている。中腹から山頂付近は完全に雲に覆われている。これでは行っても景色を見ることは無理かな・・・・と・・・・ここでまた方向変換。休憩無しの200kmはきつい、早く足寄にと先を急ぐことに・・・・ |
足寄の道の駅で小休止。210kmノンンスットップはきつい。時間は10時なろうとしていた |
ここで、おきまりのアイスを食べ15分ほど休憩するも燃料も残り少なく、これから補給する地点が 少ないことから、足寄で補給することに。最近は燃料が高く貧乏ライダーにはちと懐が痛い。 |
シオワッカ公園(足寄石灰華半ドーム) | ||
足寄町の文化財産に指定されている、珍しいドームだそうですが・・・よく分かりませんでした |
ここから、少し行ったところに日本で一番大きなフキが生息している ラワンブキ畑がありますので、 足を延ばし行ってみることにしました。 |
入り口の大きな模型のフキ、背丈は2mを超えるものばかり | 既に最盛期を過ぎた頃で葉っぱはみな虫に食われていました | |
入り口の全景 | 思ったより狭い範囲に育成していました |
時期的に遅かったこともあり、葉っぱは既に落ちて、茎だけが残っていました。 このまま、阿寒方向に行くと、オンネトー湖に約5km、ですがダート道。 オンロードでキャンプ道具を満載。はっきり言って自信がありませんでしたので このまま来た道を引き返しました。 |
オンネトー湖。何時来ても穏やかな表情を見せてくれる | ||
R664号線をひたすら戻り、R241を阿寒方面へ向かう。途中オンネトー湖を眺め、4〜5枚写真を撮って、 ひたすら東を走る。途中の阿寒湖はパス。峠にさしかかり「双湖台」で北海道の形に見える阿寒湖を見よう かなと・・・ここで薄い霧が発生!これでは・・・とここもパス。 |
走っていると「開陽台」の看板が・・・
ほとんど休憩らしい休憩も無しに走ってきて、「開陽台」の看板が目に飛び込んだ。 標津の町で昼食をと思っていたが、優柔不断あっさりと開陽台に進路を向けた。 方向を変換して、向かっていたら、開陽台方向に薄雲が・・・・ついていない。またもや 進路変更、このまま標津に向かう。今回はどうも進路変更が多い。 |
厳しい風雪の証が見られる樹木が何とも不思議な風景でした。(ナラワダ) | ||
数十年前に訪れたときは砂地で歩くのも大変でしたが、今ではオンロードでもしっかり走れます。 |
野付半島は、いつも見慣れた風景とは趣が変った風景でした。 以前に来たときは砂地を埃まみれになって、歩きましたが今ではオンロードバイクで行けるのが 嬉しい。でも一番見応えのある「トドワラ」までは、やはり徒歩でなければ未だ行けない、未知の 世界です。 |
帰れ!北方領土!切ない思いがこの地!の願い | ||
ここから国後島までは数キロ |
北方4島の内、国後島は目の前、望遠レンズを最大にすると、海岸の様子が見える。 何とも近くて、遠い国?島です。 |
標津の町に戻り、今日はこの町に泊まることに。最近出来たというキャンプ場に500円で泊まった。 新しく、トイレも綺麗だった。ただ、カラスの多いのには驚いた。お陰で朝早くにカラスの声で起こされてしまった。 |
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キャンプしているのは私一人。借し切り状態で遅い夕食を焼き肉(ジンギスカン)をしていると匂いをかぎつけたキタキツネ がおこぼれを狙っていた。 |
確かにキタキツネだ!。こんな民家の近くにまた、海岸部に近いにのに・・・・・
キツネは山にいるとばかり思ってました。
この日は400km程走ったので早めに寝ましたが、4時頃からカラスがうるさく 寝ている気にもなれず、5時頃にはとうとう起き出し、テントをたたむことに・・ このとき、思わず朝日が登る瞬間をかいま見ることが出来ました。 |
うるさいカラスがアサヒを眺めるいい構図になりました。 |
あわただしく、テントを撤収し、北をめざしサンゴ草が見頃と聞いていたので、能取湖に 向かうも、どうも天気がイマイチである。ちょっと時間も早いので、弟子屈から摩周湖や 硫黄山を眺めようかと、弟子屈に向かう。しかし天候はいっこうに回復しない。またもや 決心変更。美幌峠を登り網走に向かう。美幌峠は思った通り一寸先が見えないほどの 霧が立ちこめ、今回のツーリングはついていないことが多かった。 |
サンゴ草はちょっと早かったのか、薄い茶色でイマイチのようだ。 | ||
それでも観光客は結構訪れており、これから10月頃までが見頃らしい |
サンゴ草を眺めてから、遠軽経由で上川・旭川・滝川と経由し無事に帰ってきました。こうして、往復800km程の 道東の一人旅は終わりました。今回の目的のひとつ足寄のラワンブキと野付半島を眺めることでした。 概ね目的を達成したものの、往復800kmは、老骨にはちょっときつかった。 今度は行く時期と計画をしっかりたててツーリングをしなければと、後悔した旅でもありました。 |
経路:滝川〜鹿追〜足寄〜阿寒〜中標津〜標津(宿泊、キャンプ) 標津〜中標津〜弟子屈〜美幌 網走〜能取湖〜湧別〜遠軽=上川〜旭川〜滝川 総走行キロ数 約800km |