冬の「風」
北海道の一番厳しい季節「冬」は、人間も植物も次にくる春を期待し、動きを止め、秋に別れを告げる。木枯らしが肌を刺し、冷たい雪とともに北風が容赦なく襲う。夏の暑さとの差は、実に50度を超える。しかし、北国の人々は、雪との共存を楽しみ時には大きなイベントで活気があふれる。短い春・夏そして秋が終わり、北海道はホワイトクリスマスを迎える。ライダーは、春からのツーリングに思いを寄せながらじっと春を待つ。3月の雪解けとともに、にわかに芽を出す「ふきのとう」、遠く南国からは、花の便りが聞こえて来る。